2017年2月26日日曜日

恐るべし、福田川流域の魅力! 早春の「福田川ウォーク」を楽しみました

福田川流域には、まだまだ、知られざる魅力がいっぱい!本日、早春の福田川流域のウォーキングを楽しみました。



スタートは地点は、昨年までの海神社前から名谷あじさい公園に変更。ラジオ体操の後、元気に公園を出発して、福田川を左岸に渡り、古くからの名谷の家並を抜けて、最初の目的地、塞ノ神神社へ。小高い丘の中腹からは、第二神明道路や垂水ジャンクションのほか、遠く淡路島も望めます。




次に、つつじが丘のプロムナードを経て、通称階段広場へ。建設された頃は、家も少なく、音楽イベントでも出来そうでしたが、今は、反対岸がだいぶん賑やかになり、騒音の苦情が出そうです。何か、うまい活用方法は無いでしょうか。



その先の滑で、福田川の支流の小川へ。谷間のなだらかな道を上っていくと、知る人ぞ知る、垂水の秘境・里山です。




道の途中には、里山で採れた無農薬野菜の即売所もあります。





ここでは、小川探検隊隊長の辻村さんから、付近で見られる珍しい蝶の数々や、成虫は光らず、尺取り虫のように動く幼虫が光るホタルの紹介がありました。夏前の真っ暗な里山にも、一度、足を運び、光の乱舞ならぬ淡い光の草むらを見てみたいものです。小川の中では、まだ2月末なのに、早くも小さなカワムツの姿が何匹か見られました。

今、この一帯に大規模なショッピングモール建設の話が持ち上がっているようです。無秩序な焼き畑農業的な開発は、そろそろ、垂水では打ち止めにしてもらいたいものです。



そこからは、北側に進路を変えて、友が丘方面の急な斜面のハイキング道を登っていきます。開発が進んだ垂水とは信じられない、ササや竹、木々の深い森です。その先には、よこおみち森もりの会で管理しておられる、里山を楽しむ拠点がありました。椎茸やきのこが栽培されているほか、作業小屋があり、会の代表の伊與田さんのご指導で、竹の切り株で可愛い人形作りを楽しみました。突然、季節外れのウグイスの声がしてビックリしましたが、何と竹で作ったウグイス笛の音でした。そこら一帯は、元々山の中の棚田で、最上段には、窪地があり、ため池であったと教えていただきました。付近には、融合木が何本もあって、不思議な風景です。









作業小屋から数十メートル上ルと、そこは、名谷ニュータウンの友が丘の端です。通称タンク山に登ると、住宅街の向こうに須磨アルプスが一望できました。タンクの横のお地蔵さんには、皆ででお参りをしました。




そこから、地下鉄名谷駅までは、静かな住宅街のなだらかな下りみち。名谷駅で用を足した後、ゴールの落合池横の陸橋へ。今日も、日本野鳥の会ひょうごの溝渕さんが、オオサギやアオサギなどの大物や、鴨、甲羅干しする憎きアカミミガメの様子を詳しく解説して下さいました。
野鳥のサンクチュアリではあるものの水質悪化が著しい落合池の水面には、普段見慣れない油の膜がありました。原因を突き止め、対策を取りたいものです。







今日は、日陰では肌寒さを感じるものの、日なたでは少し汗ばみ、絶好のウォーキング日和でした。今回、年度末の日程の都合で、広く皆様にご案内できず、申し訳ありませんでした。次回は、開催日を再考し、福田川や垂水の魅力を、皆様に伝えていきたいと思います。また、秋に開催する「垂水・川まつり」の会場にも、流域の楽しさをワークショップとして持ち込みたいと、今から思っています。