計画通り、年少の子供でも休憩しながら3時間で歩き通せることが分かりました。自然や町並みの変化が楽しめる素敵なコースであるとも確信しました。一方、コースの迂回や警備が必要なところや、トイレの確保などの工夫が必要なことが分かりました。今後、対策を立てていきたいと思います。
当日は、自宅を出てまず垂水漁港に行き、海神社大鳥居を9時半にスタートしました。そして、基本的に川に沿って上流に向かって歩いて行きました。
川の中を覗くと、まだ大半の魚が冬眠しているのか、魚はコイが元気に泳いでいるのが見えました。鴨やアオサギなどの水鳥、カラスなどの留鳥は活発にえさを探していました。
所々街路樹として植わっているソメイヨシノは2分咲きでした。これから、花や緑が増すにつれて、川の中もにぎやかになっていきます。大町公園付近では、お菓子の工場の甘い匂いがします。あじさい公園から北側では、里山が新緑で笑い出しています。
自転車ではシューッと通り過ぎるところでも、歩いてみると様子が異なります。大町公園の北側などでは、道幅が細く歩道が無くて、歩行者が連なって歩くのは危険です。掘割の旧神明道路と交差する箇所は、車の往来が激しく、横断歩道がないために迂回が必要です。スタートから2カ所目のチェックポイントに予定しているあじさい公園からゴールの奥畑・大歳神社までのチェックポイントには公衆トイレが一つもありません。奥畑付近の川沿いには、子供が興味を持ってお父さんやお母さんに質問すると困るような「休憩施設」
があります。ここも迂回する必要がありますね。
ゴールの奥畑・大歳神社は源平古戦場の歴史を感じさせる雰囲気があります。土地の守り神です。そこからさらに少し奥に、石水禅寺というお寺がありその上は墓地になっています。標高91メートルの墓地のてっぺんは絶景です。眼下にはバス道が米粒のように見えますし、真正面には里山、その先には再開発も進む名谷団地が見えます。さらに、南の方に目を向けると、福田川の流域が海に向かって一望でき、その先には明石海峡大橋や淡路島の一部まで望むことができます。
家に帰ってきて、お父さんはおへその下の脂肪が少しへっこんだような気がしました。
福田川ウオークは10月に行う計画です。それまでにも、これをお読みになった皆さんは、一度、コースを歩いてみてはいかがでしょうか。